当院の方針

当院の紹介<少し長いですが是非お読みください>

診察風景

私(現院長)は内科専門医として大病院に勤務しその中でも取り分け腎臓病や糖尿病を専門的に関わった後、思うところあり平成10年に在宅医療を主体とする診療所を小牧の地で開設しました。当時は在宅医療という言葉に馴染みがなくまた介護保険もありませんでした。あまり宣伝もせずまた自分のやり方、考え方に同調していただいた方を中心に今まで診させていただきました。今まで在宅医療で関わらせていただいた方はこの20年あまりで1850名を超えうち施設ではなく純粋にその方のお家で対応した方はこの中の85%を超えます。そしてお家で最期までお付き合いさせて頂いた方は800名にもなります。数としては多そうに思えるかもしれませんが実際は新規に受けた在宅患者は月平均6〜7名程度であり一人一人十分に把握可能です。私は自分の把握できない以上のことや能力を上回る仕事量は基本しませんので当方の方針に合わない方や要求度が超えてしまう場合は引き受けることもしなければ途中当方から診療の辞退を申し上げることもしてきました。外来診療に関しても同様の方針でおこなっています。一人一人を把握することに力を入れているため当然ながら大勢を診察することはできません。必然的に会話が大切となるため予約制としております。テレビ、新聞もなければ娯楽要素の強い雑誌も置いてありません。駐車場も真ん前にはなく不便だとは思いますが現在250名を超える固定した方々がみえることを考えますと何かいいところを感じ取って下さっているものと思っています。

 現在力を入れていることは外来や在宅問わず縁あって関わらせていただいた方がより質の高い在宅生活を送ってもらうにはどうするかということです。そのためには保険診療では限界があります。保険診療はあくまでも病気の治癒や再発防止を主眼に置いております。しかし質の高い在宅生活を送るのはそれだけでなく身体能力を向上させこれが困難ならばせめて維持させることをしなければなりません。放置しておけば年々衰えていく中高年齢者は特にそれなりのことをしなければいけないことは誰にでもわかることです。そのためにはどうしても自費診療を取り入れざるを負えないと判断し昨年から導入し徐々に広げてまいりました。私個人も新たな知識や技術を常に磨いております。詳しくは自費診療を参照してください。だが人間はいつかは衰えさらにその先には死があることは避けられません。当然途中には介護も必要でしょう。これについてはくわしくは在宅診療についてのところ参照してください。ご希望に添いつつ可能な限り、場合によっては最期までもお付き合いいたす方針であります。