高濃度ビタミンC点滴療法について<ガン疾患用>

人間の体(細胞)が活動するには酸素を使ってエネルギーを作り出していますが、同時に正常細胞を傷つける活性酸素も発生しています。活性酸素は細胞を酸化(=錆)させる原因となります。
病気や過度なストレスなどにより大量の活性酸素が発生すると、細胞は傷つき、疲労や慢性炎症、がんの原因になると考えられています。
ビタミンCにはその活性酸素を除去し、疲労や炎症を回復させる効果があるようです。
高濃度ビタミンC療法とは、点滴注射により大量ビタミンCを投与し血中のビタミンC濃度を一定以上に高めることで、慢性疲労の改善や、傷ついた細胞の修復を助ける働きがあります。

  1. すべてのガン疾患を対象にします。
  2. ガン疾患には手術、抗がん剤、放射線療法など既に治療効果の証明がある標準的な治療方法が多くあります。高濃度ビタミンC点滴療法は代替医療の一つであり標準的治療に優先するものではありません。
  3. 高濃度ビタミンC点滴療法を推奨する状態は以下などに挙げられます。
    1. 標準的ガン治療と併用する
    2. 有効な標準的治療が実施できないまたは確立されていない
    3. 標準的な治療の効果が減弱
    4. 標準的治療の副作用の軽減目的
    5. 手術待機時期
  4. 高濃度ビタミンC点滴療法は健康保険が適用されずまたこれに伴う検査、治療、処方の全てが当院では自費になります。
  5. 高濃度ビタミンC点滴療法の効果はガンの種類、進行度、年齢、体力、免疫力により異なります。したがってガンの縮小、消失そして延命を確約することはできません。
  6. 高度な心不全、腎不全など適応でない方があります。医師との診察で療法の可否が決定されます。
  7. 在宅医療をおこなっている方での在宅ではこの点滴療法は実施していません。外来で実施し通院困難から在宅に移行した時点で終了となります。

副作用

 点滴時の血管痛、悪心・嘔吐などありますが軽微なものがほとんどで点滴中に対応いたします。稀に低血糖や腫瘍壊死などがありますが重篤に陥ったものはありません。

治療回数:目安

最初の半年 :週2~3回(基本は2回)
半年~一年 :週1回
一年~二年 :月2回
その後   :月1回
            状態により医師との相談で適宜増減

費用

その人の必要なビタミンC量がそれぞれ異なります。検査にて最適濃度を決めます。それにより金額が異なります。(以下税抜)
 初日:初診料10000円
    検査料10000円(対象者のみ一回限り)
    2回目以降15000〜30000円/回 (診察料込)

※当院は点滴療法研究会の指針に基づき計画的に治療していきます。また当院で使用しているビタミンCはマイラン社(アメリカ)の製品を空輸して入手しており防腐剤添加なく、また輸送中の保管方法など厳密に管理されたものを使用しております。